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2022年以降、Elon Musk氏のCEO就任をきっかけに、X(旧Twitter)はアルゴリズムを抜本的に刷新。
最大の変化は“エンゲージメント偏重”から“ユーザーの興味関心ベース”への移行です。
特にユーザーの過去の閲覧履歴や滞在時間、興味関心に基づいた投稿が「おすすめ(For You)」に表示されるようになっています。
「For You」タブは非フォロワーへの拡散に重要な導線で、アルゴリズムによる推薦がベースとなっています。
投稿の保存、返信、プロフィール閲覧といった“能動的アクション”の多い投稿が優先されます。「Following」タブは時系列表示が基本で、日常的な情報接触の場として位置づけられています。
2023年にXが投稿アルゴリズムの一部をGitHubで公開したことで、評価指標の一端が可視化されました。
具体的には、言語別の重み付け、ブロック率、通報回数、プロフィールの健全性スコアなどが“投稿表示順位”に影響することが明らかになっています。
2025年時点では、単なる「いいね」よりも「保存」「コメント」など、ユーザーの深い関与を示す行動が重視されます。
これらの行動は、投稿が“役に立った”または“感情に訴えた”と判断される重要な指標となり、拡散力の鍵になります。
投稿してから最初の15分間〜1時間に得られるエンゲージメントの量が、その後の露出範囲を大きく左右します。
インプレッション拡大のためには、フォロワーがアクティブな時間帯に投稿するのが有効です。
現在、外部リンク(特にYouTube・Instagram・競合プラットフォーム)のURLを含む投稿は表示優先度が下がる傾向があります。
そのため「URLはリプ欄に」「概要欄で誘導」など、間接的な導線づくりが必須です。
画像や動画付きの投稿は、テキストのみ投稿に比べて約1.7倍多く拡散されるという調査結果(X社データチーム発表)が出ています。
特に図解・比較系の画像は保存率が高く、アルゴリズムに好影響を与えます。
企業・個人問わず、“自分しか語れない”一次情報の価値が高まっています。
体験談・リアルな失敗談・現場の工夫などは、エンゲージメントを高め、コメント・保存の増加につながります。
バズった投稿に対して引用ポストや追加リプライを行うことで、投稿の鮮度を保ちつつ新たなインプレッションを生み出す“波状拡散”が効果的です。
Xでは1投稿の“命”が短いため、再活用・話題再燃の設計が重要です。
「誰が発信しているのか」というブランド像を守るために、投稿のトーンや構成をガイドライン化することが推奨されます。
バズよりも“共感と信頼”が長期的なブランディングには重要です。
最新のXデータでは、火曜・水曜・木曜の12時台/22時台が最もエンゲージメントが高くなる傾向があります。
フォロワー属性に合わせた時間帯分析が重要です。
週ごとの「インプレッション数」「エンゲージメント率」「リンククリック数」「フォロワー増加数」などを記録・分析することで、再現性のある投稿パターンが見えてきます。
オーガニック投稿のパフォーマンスが伸び悩む場合、「ポストのブースト機能」や「X広告」を活用して、確実に認知を広げる選択肢も検討に値します。
広告活用後のオーガニック増加も見込めます。
ネイズには、Xを活用したバズ戦略・投稿構成に精通した専任ディレクターが在籍。
過去の成功データを元に、貴社に合った運用体制をご提案します。
企画・投稿文制作・投稿管理・分析レポートまでワンストップ対応。
月次レポートで改善ポイントを明確化し、次の投稿へとつなげていきます。
2025年、Xは“速報性”と“拡散性”を活かせる強力なSNSです。
正しいアルゴリズム理解と投稿設計で、企業アカウントも無理なくバズを狙える時代になりました。